北海道でドライフラワーやプリザーブドフラワーの販売をしている社長のブログです。
あーあ... これで無理かな...
なでしこVS世界No1アメリカのW杯決勝、眠い目を擦りながら最初から観戦した。
下馬評では、なでしこが勝てる確立30%位が圧倒的。
やはりアメリカの胸を借りての試合になるのだろうと予想しながら観戦した...
後半24分、日本が攻撃的布陣に切り替えた直後ラピノーからの縦パス一本でモーガンがゴール右隅に蹴り込み先取点。
あーあ...
やっぱり強いなアメリカ。
時間も時間だしこのまま終わっちゃうのか... と落胆した。
頑張った、頑張ったと自分に言い聞かせていた。
恥ずかしい。サポーターがあきらめてどうするのだろうか。
ところが後半も終盤に近づいた35分ゴール前の混戦から宮間がゴール。
すばらしい!!
GKのソロの動きをよく見ながら左足アウトサイドで決めた。
芸術的だった。
また目の覚める一発。希望がつながった。
延長戦に突入する。
90分間全力を尽くしたあとの延長は本当にキツいと思う。なでしこは正直チビばっかり。どこにスタミナがあるのか不思議なくらいに走り回る。
延長前半14分。
やはり大事なところで決めるのがワンバック。どうだといわんばかりのビューティフルゴール。
やられたなと思った。
ここまでよく頑張った。
なでしこ最高だったよ。
などと勝敗が決まったかのごとく思ってしまった。
そのくらいに美しくタイミング的にも絶妙なゴールだった。
けれどなでしこはあきらめてなかったんだね。
延長後半12分。
CKから宮間がバーサイドへキック。
澤がいつもながら怪しい形で合わせボールはゴールへと吸い込まれる。
また追いついた...
私的見解だがGKのソロはコースを見極めていたと思う。
しかしワンバックの胸のあたりにボールが当たり若干コースが変わったように思えた。
これもあきらめなかった結果がもたらした最高の結果だったのだろう。
そして見逃せないファインプレーが岩清水。
延長後半15分。
終了寸前のタイミングでのレッドカード。
捨て身でスライディング。相手選手を倒したがこのディフェンスがなければ最後の最後で...
などとなりかねない状況だった。
全後半終了。
PK戦へ...
円陣を組んだなでしこ。
佐々木監督がにこやかに笑ってる。
やり遂げた感があるのだろう。
でもここまできて負けるわけにはいかない。
澤は自分がPK下手だから最後にして!!などと直訴していたらしい。
隣にいた鮫島が笑ってた。
PK戦
一人目USボックス。
あきらかに緊張している。汗のすごさがそれを物語っていた。
海堀が左へ飛んだ。ちょっと飛び過ぎた。でも残った右足で何とか止めた!!
スーパーセーブだ。
宮間
こやつ冷静だった。
ゴール。
二人目USロイド、JP永里 共に×
三人目USヒース
海堀がまた読んだ。
ばっちりである。
坂口 一瞬止められたかと思ったがゴール。
四人目USワンバック
流石だった。
何の迷いもなくゴール。
熊谷 (地元札幌出身の選手)
あの世界一のGKソロが迷っている。
なかなかゴールラインに立たない。
緊張しているのだろうか?
逆に熊谷にプレッシャーをかけているんだろうか?
ただ熊谷は冷静に空を見つめながら深い深呼吸をする。
主審のホイッスル。
走り出す熊谷。
ボールはきれいに鋭くゴールネットを揺らした。
W杯優勝を決めた瞬間だ。
おめでとう。
本当に祝福する。
本当に自分が恥ずかしい。
自分の中ではゲーム中よくやった、頑張ったと2回もなでしこを裏切ってしまった。
本当に恥ずかしい。
あきらめないことだどれだけ大変なことか。
悔いを残すことがどれだけ醜いことか。
彼女達に教わった。
またこの活躍を見てどれだけの人が頑張り始める勇気と希望をもらったことだろうか。
ありがとうと伝えたい。